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WORLD BALLET FESTIVAL(Program A)

(Je l'écris en japonais)

久々の更新。
放置してすみません…。

第12回世界バレエフェスティバル(プログラムA)
8/2 東京文化会館

*Tchaikovsky Pas de deux チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
Maria Kochetkova(San Francisco Ballet) et Daniil Simkin(American Ballet Theatre)
マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ) ダニール・シムキン(アメリカン・バレエシアター)


噂のシムキンを始めて見ました。
ジャンプ、回転、どれを取ってもなかなか素晴らしかったです。
この大舞台でのオープニングですから、緊張とプレッシャーも凄かったでしょうが
そんなことを感じさせない爽やかな2人でした。
コチェトコワもとても愛らしく、チャイコフスキー・パ・ド・ドゥにぴったり。
ただ、私はシムキンの足さばきがちょっと雑で汚く見えたのが気になっちゃって…
若さゆえかな。。今後に期待します!!

*Nutcracker Picnic pas de deux くるみ割り人形”ピクニック・パ・ド・ドゥ”
Lucinda Dunn(The Australian Ballet) et Robert Curran(The Australian Ballet)
ルシンダ・ダン(オーストラリアン・バレエ) ロバート・カラン(オーストラリアン・バレエ)

グレアム・マーフィー版のくるみ割り人形からのパ・ド・ドゥ。
このマーフィー版のくるみ割り人形はひとりのダンサー、クララの物語。
ダンサーを目指しロシアで学び、戦争を迎え、恋人を失い
ディアギレフバレエ団に入団し、世界中を巡り、オーストラリアの地へ落ち着く…
そんな物語の中で幸せだった恋人とのピクニック・パ・ド・ドゥ。
こんなにリフトが多かったっけ?と、ちょっとびっくりな振付だったけど
最後、雨が降ってきて逃げるシーンがグッとくる。
この後の物語を知っているが故に辛くなるっていう感じです。
ガラでこの演目なのは…ちょっと謎な気もしました。

*Le Corsaire 海賊
Marianela Nunez(The Royal Ballet) et Thiago Soares(The Royal Ballet)
マリアネラ・ヌニェス(英国ロイヤル・バレエ) ティアゴ・ソアレス(英国ロイヤル・バレエ)


昨夏、ロイヤル来日公演で圧倒的な人気を掴んだヌニェス。
私は初見だったのでとても楽しみにしていました。
踊り始めてすぐに、彼女の踊りにぐっと引き込まれ、とても幸せな気分に浸れました。
ロイヤルも世代交代を迎え、次々と往年の名ダンサーが引退し
若いバレエ団へと変貌を遂げています。
その中心的な存在になりうるダンサーとしてヌニェスはぴったりですね!
私生活でもパートナーであるソアレスとは、息も合って素敵な舞台でした。

ヌニェス&アコスタのラ・バヤデール動画

*ELLA ES AGUA She is Water エア・エス・アグア
Tamara Rojo(The Royal Ballet) タマラ・ロホ(英国ロイヤルバレエ)


スペイン出身の振付家、ゴヨ・モンテロがロホの為に振り付けた作品。
水の中から生まれた精霊のような存在が、人間に憧れるが
その世界はとても生きづらく、戻りたくなくてもまた水の中へと戻ってゆく…
そんなイメージを受けました。
哀愁漂う音楽に、ロホのほとばしるエネルギー溢れるダンス。
胸がいっぱいになって、思わずホロッときてしまう作品でした。
ロホの踊り、演技力の高さに驚き、
来年の来日公演では彼女のジュリエットも見たいな、と思いました。

*The Nutcracker くるみ割り人形
Iana Salenko(Staatsballet Berlin) et Zdenek Konvalina(The National Ballet of Canada)
ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ) ズデネク・コンヴァリーナ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)


レフ・イワーノフ版の伝統的なくるみ割り人形から第3幕のパ・ド・ドゥ。
サレンコが華奢で小さく、かわいらしいお姫様でした。
パッと華やぐような演出には欠ける演目ではあるものの
私はとっても楽しむことができました。
やっぱり曲は最高だし、サレンコとコンヴァリーナの透明感ある2人が
すごく輝いていて夢心地でした。
雰囲気が一気に夢の国へ様変わりしてしまうのだから、すごい。
いつまでも見ていたい星くずのキラメキのような2人でした。

*Coppelia コッペリア
Alina Cojocaru(The Royal Ballet) et Johan Kobborg(The Royal Ballet)
アリーナ・コジョカル(英国ロイヤルバレエ) ヨハン・コボー(英国ロイヤルバレエ)


コジョカルが帰ってきました!!!お帰り~♪
お転婆娘には見えないスワニルダだったけど、2人のラブラブっぷりが
炸裂しすぎていて、ほんっと幸せ気分でした♪
きっとまだ完全復活とまではいかなかったのだろうけど、
安定感のある踊りは健在で、コボーが優しく見守っている雰囲気に
目頭が熱くなったりもして…(親戚のおばちゃんみたい…)
とにかく、やっぱりコジョカル&コボーは最高でした!

*Giselle pas de deux from Act2 ジゼルより第2幕のパ・ド・ドゥ
Mizuka Ueno(The Tokyo Ballet) et Mathieu Ganio(Ballet de l'Opera national de Paris)
上野水香(東京バレエ) マチュー・ガニオ(パリオペラ座バレエ)


ジゼルは、きっと向き不向きがありますね。
上野さん、テクニックは素晴らしいですし見ていて何の問題もないのですが
情感がどうも伴わないのか、マチューとの心の通い合いが見えませんでした。
このジゼルって実はすごく難しい演目かもしれません。
DVDで見たパリオペラ座のレティシア・プジョルだって、情感が感じられないジゼルで
なんだか2幕が恐ろしくつまらなかったですもの。
上野さんのようなタイプはもっとお祭り的な演目の方が合うんじゃないかしら。

フェリ&ムッルのジゼル動画を見る

*Critical Mass クリティカル・マス
Sylvie Guillem et Nicolas Le Riche(Ballet de l'Opera national de Paris)
シルヴィ・ギエム ニコラ・ルリッシュ(パリオペラ座バレエ)


ラッセル・マリファントの作品です。
見てすぐに、マリファントだなぁ~というような暗闇にスポットライトの舞台。
で、踊っている内容もマリファントだなぁ~という絡まり合い。
TWOの方が断然スリリングで面白かったな。
どうせ2人で踊るなら、あの振付をもっと高速で踊ってくれたらスリル満点だけど。
でも、なんとなくギエムはもうこういう路線なのか…っていうのは理解できた。
なので、12月のアクラム・カーンとの作品がすごく見たくなってきた。

Sylvie Guillem TWO動画を見る

*Raymonda pas de deux from Act3 ライモンダより第3幕のパ・ド・ドゥ
Maria Eichwald(Stuttgarter Ballet) et Filip Barankiewicz(Stuttgarter Ballet)
マリア・アイシュヴァルト(シュツットガルト・バレエ) フィリップ・バランキエヴィッチ(シュツットガルト・バレエ)


アイシュヴァルトの気位高いライモンダが素晴らしかったです。
バランキエヴィッチはちょっと厳つくて、王子様には見えなかったけど(笑
このパ・ド・ドゥはやはりライモンダのピアノソロが有名ですが
アイシュヴァルトはどこまでも高貴な感じで、私はとても良かったです。
しかも爽やかに踊ってくれたので、ねっとり感はなく、さっぱりしていて気持ちよかったです。
Bプロのオネーギンが今から楽しみです!!

*Scarlatti-pas de deux from Les Enfants du Paradis
スカルラッティ・パ・ド・ドゥ 天井桟敷の人々より
Agnes Letestu(Ballet de l'Opera national de Paris) et Jose Martinez(Ballet de l'Opera national de Paris)
アニエス・ルテステュ(パリオペラ座バレエ) ジョゼ・マルティネス(パリオペラ座バレエ)


昨年ジョゼが振り付けた『天井桟敷の人々』がパリオペラ座で上演された。
その中からのパ・ド・ドゥになり、スカルラッティの曲に振り付けたパ・ド・ドゥ。
無音の状態から踊り始める2人。
そのうちピアノの伴奏が伴い、しっとりと踊り始める。
テクニックを凝縮したような場面も展開され、ガラでも十分な演目だった。
しかし、2人の優雅さに目を奪われているとあっという間に終わってしまう。
この天井桟敷の人々という作品をよく知らないので
知っている方はもっと違った見方が出来るのかもしれない。

*Diana and Actaeon ディアナとアクティオン
Xiomara Reyes(American Ballet Theatre) et Jose Carreno(American Ballet Theatre)
シオマラ・レイエス(アメリカン・バレエシアター) ホセ・カレーニョ(アメリカン・バレエシアター)


実力派の2人が踊るのだから、全く安心して見ていられる演目。
テクニック的にはかなり難しいと思うのですが
2人が踊るとそんなことは見た目には全く分かりません。
特に、カレーニョの正統派な美しい踊りにはホレボレしました。
この演目はつまらない踊り方をすると、全くつまらない演目になってしまいますが
今回は最初から最後までとっても楽しむことが出来ました。
レイエスはいつみても楽しそうに踊りますね♪

レイエス&コルネホのディアナとアクティオン動画を見る

*Othello オテロ
Helene Bouchet(Hamburg Ballet) et Thiago Bordin(Humburg Ballet)
エレーヌ・ブシェ(ハンブルグ・バレエ) ティアゴ・ボァディン(ハンブルグ・バレエ)


オテロって言えば悲劇。
この作品がバレエではどの辺りで踊られるのかは分かりませんが
2人の緊迫しつつも、愛を探り合うようなそんな雰囲気が胸にきました。
全幕で是非観てみたいです!
ボァディンの鍛え抜かれた肉体が本当に美しく
まるでギリシャ神話を見ているかのようでした。

*Die Kameliendame pas de deux from Act1 椿姫より第1幕のパ・ド・ドゥ
Aurelie Dupont(Ballet de l'Opera national de Paris) et Manuel Legris(Ballet de l'Opera national de Paris)
オレリー・デュポン(パリオペラ座バレエ) マニュエル・ルグリ(パリオペラ座バレエ)


マルグリットを追いかけて部屋まで来てしまうアルマンとのパ・ド・ドゥ。
ルグリは年齢を感じさせない踊りをしますね。
無邪気なアルマンではなかったけれど、マルグリットを想う気持ちが溢れていました。
対するオレリーが素晴らしかった。
大人っぽく、艶っぽく、でもアルマンに惹かれていく迷い
こんなにも演技に深みの出るダンサーだと思わなかったので感激しました。
リフトはちょっとスムースにいかなくて残念。
やはりハンブルグの椿姫を観てしまうとリフトに突っ込みたくなってしまいます。。

*FAUVES フォーヴ
Bernice Coppieters(Les Ballets de Monte-Carlo) et Gil Roman(Bejart Ballet Lausanne)
ベルニス・コピエテルス(モンテカルロ・バレエ) ジル・ロマン(ベジャールバレエ)


牧神の午後のマイヨー版。
めちゃくちゃ良かったです。
マイヨー作品は始めて見たのですが、こんな素晴らしい作品を作る振付家だったとは!
今までも何度かモンテカルロ・バレエの来日公演はあったものの
どうも見に行くテンションが上がらず仕舞いでしたが
次回の来日時は絶対に見に行きたいと思います。
しかもコピエテルスがもう、ずっばらしいダンサー!
見ることが出来て良かった♪

*Black swan pas de deux 白鳥の湖より黒鳥のパ・ド・ドゥ
Svetlana Zakharova(The Bolshoi Ballet) et Andrei Uvarov(The Bolshoi Ballet)
スヴェトラーナ・ザハロワ(ボリショイ劇場バレエ) アンドレイ・ウヴァーロフ(ボリショイ劇場バレエ)


ロシアンスタイルのバレエを観て思うのだけど、
優雅さの質がヨーロッパスタイルに比べると極上に素晴らしい。
ポーズの美しさ、上半身の美しさ、レベランスの美しさ
どこを切り取っても美しい。
その真骨頂がザハロワな気がする。
スターダンサーの集まる舞台で彼女を見ても、やはりザハロワは一段格上な感じがしたのは
つま先から手の先までバレエダンサーなのだという意識の高さが伝わってくるからかもしれない。
普通のお姉ちゃんが踊っているという感じが微塵もなく、バレエを踊るために生まれてきたような
不思議な感じがしたのには自分でも驚いた。
特にザハロワファンではなかったけど、改めて彼女の凄さに気付かされた舞台でした。

ザハロワ&ボッレの白鳥の湖から黒鳥の動画を見る

*Kazimir's Colours カジミールの色
Diana vishneva(The Mariinsky Ballet) et Vladimir Malakhov(Staatsballett Berlin)
ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー劇場バレエ) ウラジーミル・マラーホフ(ベルリン国立バレエ)


ごめんなさい。
この辺りになると疲れもピークで、睡魔との戦いが…。
なので、コメントできるほどしっかり見ていませんでした。

*Manon Bedroom pas de deux マノンより寝室のパ・ド・ドゥ
Polina Semionova(Staatsballett Berlin) et Friedemann Vogel(Stuttgarter Ballet)
ポリーナ・セミオノワ(ベルリン国立バレエ) フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ)


セミオノワのマノンがちょっと雑な踊りでした。
音にもあまり合っていなくて、振付をなぞっている感じが見受けられました。
まだ、マノンを踊るには早いのでしょうか?
彼女の踊りをたくさん見ているわけではないので、よくは分かりませんが
踊り方がちょっと自己中心的っぽい感じがします。
寝室のパ・ド・ドゥなのでもっと愛情たっぷりに、相手のことを想って踊って欲しかったなぁ。

*Don Quixote ドン・キホーテ
Natalia Osipova(The Bolshoi Ballet) et Leonid Sarafanov(The Mariinsky Ballet)
ナターリヤ・オシポワ(ボリショイ劇場バレエ) レオニード・サラファーノフ(マリインスキー劇場バレエ)


高難度テクニックが凝縮された、トリに相応しい2人の登場♪
飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで♪
回って回って回って回るぅ~~~~~~♪
ロシアバレエ、スゴイですねー。
やっぱりクラシックバレエはロシアに軍配が上がっちゃうのかな。
でも、最後にとっても楽しめたので大満足です。

オシポワ&サラファーノフのドンキ動画を見る

4時間以上にも及ぶ舞台を観て、心身共にお腹いっぱい。
Bプロにも行きますが、今からちょっと怖いです。。。
体調万全で臨まないと。。
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[ 2009/08/04 17:44 ] バレエ | TB(-) | CM(-)

Romeo and Juliet(The Royal Danish Ballet)

Je l'écris en japonais.
24/05/2009
Romeo and Juliet(ロミオとジュリエット)
The royal Danish Ballet

振付:ジョン・ノイマイヤー

Romeo(ロミオ):Sebastian Kloborg(セバスティアン・クロボー)
Juliet(ジュリエット):Susanne Grinder(スザンネ・グリンデル)

Lady Capulet(キャピュレット夫人):Gitte Lindstøm(ギッテ・リンストロム)
Rosaline(ロザライン):Amy Watson(エイミー・ワトソン)
Tybalt(ティボルト):Mads Blangstrup(マス・ブランストルップ)

Benvolio(ベンヴォーリオ):Alexander Stæger(アレクサンダー・ステーゲル)
Mercutio(マキューシオ):Morten Eggert(モーテン・エガト)
Brother Laurence(僧ローレンス):Constantine Baecher(コンスタンティン・ベケル)

(The troupe of actors)旅芸人の一座
Isabella(イザベラ):Tina Hkøjlund(ティナ・ホイルンド)
Valentine(ヴァレンティン):Jean-Lucien Massot(ジャン=リュシアン・マソ)
Luciana(ルシアーナ):Anastasia Paschali(アナスタシア・パスカリ)
Lavinia(ラヴィニア):Giorgia Minnella(ギョルジア・ミネッラ)
Antonio(アントーニオ):Christopher Rickert(クリストファー・リッケル)
Bianca(ビアンカ):Kizzy Howard(キジー・ハワード)

ロミオとジュリエットは踊る側もハードだが、観る側もハードだ。
最初から2人が辿る悲しすぎる運命を分かって観ているのだから。

シェイクスピアの物語をプロコフィエフの音楽は実に雄弁に語り
振付や演出によって多種多彩のロミオとジュリエットを観ることが出来る。
今回はノイマイヤー氏の解釈、演出を観たくて足を運んだ。

ロミオとジュリエットの他の版では、キーになる人物は大抵
主役の2人+ティボルト、マキューシオ、ベンヴォーリオ、僧ローレンス
であり、それ以外の登場人物はあくまでも脇役として
あまり人物像などが分からない。

しかし、ノイマイヤー氏は端役にまで個性を与え
まさに今、ヴェローナの街で起こっているという現実感を観る側に与えている。
そして、それを演じるデンマーク・ロイヤルのダンサーたちが
驚くほど役者で、物語にぐいぐいと引き込まれる。

その物語を理解しやすくしたのが、旅芸人一座の存在だ。
移動式の芝居小屋で演じられる物語は、ロミオとジュリエットの未来を暗示し
様々な場面で効果的に使われていた。
今回、一番の役者はまさにこの旅芸人の一座だったかもしれない。

この旅芸人の一座を効果的に使うことによって、ノイマイヤーは現実的な
イメージを大切にしつつ、物語に無駄が生じないようにしたようにも見えた。

さて、肝心のロミオとジュリエットだが、ジュリエットの人物像が
非常に興味深く、女としてちょっと素敵に見えた。
ラストシーンで、ロミオが死んでしまったと理解するとジュリエットは慟哭して
自分も後を追ってしまうのだが、ノイマイヤー版のジュリエットは
ロミオが死んでしまったと理解すると、強く意志のある表情で
何の迷いもなくナイフで自分の胸を突き刺すのだ。

このシーンが強烈なイメージとして残り、終演しても呆然としてしまった。
こんなにもロミオを一途に愛していたのか!!!
と、最後に見せつけられ運命のイタズラを恨んでしまう。

また、この演出ではお芝居などでよく使われる舞台転換の手法が
最初から最後まで巧みに使われ、観客はまるで本のページをめくるような
スムースな物語運びが展開される。

見どころが実に多くて、全て書くと長くなってしまうのだが
非常に演技力の高いバレエ団によって上演されたので、見応えがあり
見終わった後の充実感もある舞台だった。

ノイマイヤー版のロミジュリをもっとたくさん見ておけば良かった…と
1日しかチケットを取らなかったことを後悔したほどだ。
是非、またこの演目を日本に持ってきて欲しいと切に願います。




[ 2009/05/27 01:18 ] バレエ | TB(-) | CM(-)

Napoli(The Royal Danish Ballet)

Je l'écris en japonais.

15/05/2009
Napoli(ナポリ)
The Royal Danish Ballet(デンマーク・ロイヤル・バレエ)

振付:オーギュスト・ブルノンヴィル

Gennaro(ジェンナロ):Thomas Lund(トマス・ルンド)
Veronica(ヴェロニカ):Eva Kloborg(エヴァ・クロボー)
Teresina(テレシーナ):Tina Højlund(ティナ・ホイルンド)
Fra Ambrosio(フラ・アンブロシオ)修道士:Poul-Erik Hesselkilde(ポール=エリック・ヘセルキル)

Golfo(ゴルフォ)海王:Fernando Mora(フェルナンド・モラ)

Pas de six(パ・ド・シス)
Kizzy Howard/Gitte Lindstrøm/Christina Michanek/
Yao Wei/Nicolai Hansen/Nehemiah Kish

以前、CS放送でこのナポリを見てから
「一度、生の舞台を観てみたい」
と、思い続け、念願叶って東京で見ることが出来たのはラッキーだった。

なぜ、それほどまでにこのナポリに魅了されたか…というと
まず、ストーリーがとてもよく出来ていて
宗教的な物語を心温まるアットホームドラマに仕上げているトコロが気に入った。
そして、人物描写がとても細かく、音楽と演技だけで繰り広げられる
第1幕が非常に面白い。
音楽を効果的に使い、バレエというよりは無声映画を観ている感覚だ。

そしてバレエ的な第2幕、海の洞窟シーンでは
海の精へ変えられてしまったテレシーナが人間であった頃の記憶を
失って葛藤する様が、千と千尋の神隠しのような不思議の国感を
十分に演出し、聖母のお守りによって記憶を取り戻し
人間に戻る流れは非常に見応えがある。

そして、お祭りの第3幕はブルノンヴィルスタイルの踊りを
次から次へと楽しむことが出来る。

確かに、バレエとしての要素は少なく
第2、第3幕で頑張って補っている感は否めないが
表現力が豊かなダンサーたちでそんなことも忘れさせてくれる。

実は第2幕の海の洞窟シーンは、ファラオの娘と非常に被る。
どこかで見たような…と幕間に考えたらファラオだった。
シチュエーションが似すぎだ。

ファラオではナイル河の神、ナポリでは海王ゴルフォ。
アスピチアは地上に戻してもらえる。テレシーナはジェンナロが迎えに来る。
まぁ、ファラオはナイル河の神がアスピチアの願いを聞いてくれて
地上に戻れるんだけど。。。
じゃあ、何でナイル河に身を投じた!(切羽詰まってたんだけど…)
と、ちょっと説教したくなる(笑

その辺り、ナポリは筋書きがとても滑らかで納得がいく。

さて、ダンサーではジェンナロ役のトマス・ルンドがとても良かった。
安定感があるのにダイナミックで、難しいパが連続し続けるブルノンヴィル独特の
振付をとても滑らかに気持ちよく踊ってくれた。
しかも第1幕でテレシーナを失ってしまったと思い慟哭するシーンでは
白熱の演技にグッときてしまった。

全体的には男性ダンサーがとても素晴らしく、女性ダンサーは負けてしまっていた。
女性で唯一良かったのはパ・ド・シスのヤオ・ウェイ。
ちょっと痩せすぎな感じもしたが、妖精のようなふわっとした踊りは
ずっと見ていても飽きない。

ヤオ・ウェイのラ・シルフィードなんか見てみたいですね。

ナポリの動画
[ 2009/05/18 20:21 ] バレエ | TB(-) | CM(-)


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