チュイルリー公園からの帰り、サン・ラザール駅の近くにあった
ATACというスーパーで、軽食を購入しホテルへ戻りました。
ホテルでしばらく休憩してから着替えてオペラ座へ。
結局届かなかったチケットをなんとか受け取ろうと
ネットでの購入記録を持って正面のボックスオフィスへ。
購入記録の紙を渡すと、その場で購入記録を確認してくれて
発券機械であっさり発券!!
ふぇぇぇ~!!!さすがオペラ座。
仕事が速いです。
男性の職員さんたちは蝶ネクタイとかしていて雰囲気もバッチリ。
少しオペラ座の中を散策。

オペラ座の中からオペラ通りを撮ってみました。

どこを見ても美しい。。
本当にほれぼれします。
私は一階のオーケストラ席。前から三列目でした。
座ってからシャガールの天井画を撮ったものの大きくて収まりきりません。

そして今夜の演目は『ル・パルク』

Aurélie Dupont , Manuel Legris
庭師:Mallory Gaudion , Gil Isoart , Grégory Gaillard , Adrien Couvez
女性たち:Caroline Bance,Sarah Kora Dayanova,Christelle Granier
Sabrina Mallem,Béatrice Martel,Ludmilla Pagliero,Amélie Lamoureux,
Séverine Westermann
男性たち:Bruno Bouché,Guillaume Charlot,Pascal Aubin,
Sébastien Bertaud,Grégory Dominiak,Allister Madin,Julien Cozette
昨年の来日公演での感想は
こちら。
昨年のルグリより踊りは多少粗さがあったけれど
絞られた身体、手先足先の美しさ、深みのある表現力、
どれを取っても素晴らしく、男性の中では一番オーラを発していました。
対するオレリーが絶品で、ぐっと絞った身体のラインは美しく
憂いのある表情から、愛したいが愛せない苦悩を含んだ表情
愛情をほとばしらせる熱情をこれでもかっ!
と魅せてくれました。
そしてルグリとオレリーのケミストリーはすごい!
こんなにも情熱にあふれ、心を揺さぶる作品だったと初めて気付きました。
ルグリとプジョルの間には、やっぱりそこまでのものは
感じられなかったので、ちょっと驚きました。
庭師はキャスト表にマロリーの名前があったけど
カーテンコールでは見当たらなかったので、誰かに代わったのかも。
庭師ではジルがものすごく素晴らしくて、最高でした!
あの不思議な振りを完璧、かつ滑らかに踊りきり
キレもあって見応えありました。
オレリーに少々食われていたルグリでしたが
やっぱりル・パルクはこのペアで見られて良かったです。
追記:開演前に気付いたのですがカメラが一台入っていました。
オペラ座の記録用でしょうか?
終演後のオペラ座。

外に出ると気温もぐっと下がって、ダウンコートでちょうどよかったです。
夜のガルニエ宮もとても素敵でした。


この豪華な空間でバレエを堪能できたことはとても良かったし
フランス人、またはパリっ子たちがバレエというものを
日常の中で映画を見に行くような感覚で
劇場に足を運んでいるような雰囲気を感じて
バレエのあるべき姿に触れ、考えさせられました。
格式張らずアットホームで、存分に楽しむ。
そんな劇場、バレエ団を持つこの国の人たちを羨ましくも思いました。
芸術がすぐそこで常に生きていて、
生活の中で上手にチョイスして生きているんです。
ホテルまで歩いて帰ったのですが、夜の街は閑散とし
まだ時刻も22:00前だというのにお店はほとんど閉まり
遊び歩く人もほとんど居ないような状況。
東京だったら考えられないけど、もしかしたら区によっては
夜の盛り場っぽい場所もあるのかな。
日本人の忘れてしまったものを、この街でポツンポツンと
教えてもらっている気がして、ホテルに帰っても
しばらく考え事にふけっていました。
そうやって2日目の夜は更けていきました。
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素敵なバレエも観られて幸せ者ですね!