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ショパンの温もり

椿姫を観てから、バレエに使用されている
ショパンの曲を買って聞いています。

ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番ショパン:ピアノソナタ第2番&第3番
(2006/11/08)
アルゲリッチ(マルタ)

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Chopin: Piano Concertos Nos. 1 & 2Chopin: Piano Concertos Nos. 1 & 2
(1999/11/02)
Frederic Chopin、

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ショパンをこんなにじっくり聞いたこともなくて
聞くまでは、名前は知っているし聞いたことのある曲も多い…
くらいにしか思っておらず、今になっては反省しきりです。

ノイマイヤー版/椿姫に使用されている曲で核になり
何度もリピートされるのが
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58より 第3楽章

マルグリットとアルマンがお互いを心から愛し合い
取り巻きもパトロンも去った別荘地で、午後の日差しを
浴びながら優しくも情熱的に踊る、白のパ・ド・ドゥ。

優しい音色がどこまでも続きますが
どこか儚げで消えてしまいそうで
まるで2人の幸せが夢であるかのように感じてしまいます。
現実ではないかのような。

でも、どこまでも優しい愛に満ちたメロディに包まれていると
心は静かにゆりかごに乗せられて
何かに守られているかのような気持ちになります。

ショパンという人物についてあまりよく知らなかったのですが
病弱で39歳という若さでこの世を去っていました。
そんなショパンが大恋愛した相手が
男装の女流作家で恋多き女性、ジョルジュ・サンド。

2人は確かにお互いを心から愛していて
サンドはショパンの音楽を支えるために尽力したそうです。
2人の関係は9年間に渡りますが
恋多きサンドと一途なショパンはすれ違い別れてしまいます。

その別れから3年後、ショパンはこの世を去るのです。

サンドと出会う前にショパンも何度か恋をしてきましたが
ショパンにとってサンドは特別だったのでしょう。
サンドと別れたショパンは抜け殻のようになってしまったようです。

ノイマイヤー版/椿姫に劇中劇として登場するマノン。
マノンとデ・グリュもマノンの死で2人は結ばれず
音楽として登場するショパンは
サンドとの別れによって、自らも衰弱し
椿姫の登場人物である
マルグリットとアルマンは愛し合いながらもすれ違い
マルグリットの死により2人は結ばれず…

悲劇のトリプル効果なのでしょうか。
ノイマイヤー氏はそこまで考えたのでしょうか?

でもこの3カップルに共通しているのは
ひとときであっても純粋に愛し合ったということです。

ショパンのメロディはこの悲劇を煽るのではなく
優しく包み込んでいるように感じます。
まるで3カップルの愛の大きさでくるんだかのような。

そして、ピアノの音色がこんなにも優しかったのか…
と、改めて気付きました。

パリへショパンの曲をipodに入れて持って行こうと思います。
椿姫の、マノンの、そしてショパンの舞台となった
パリへ。

ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11より 第2楽章
アルゲリッチのピアノ(youtube)
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[ 2009/02/23 23:07 ] 未分類 | TB(-) | CM(2)

椿姫/ハンブルクバレエ

2/18 神奈川県民ホール

振付・演出:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
美術・衣装:ユルゲン・ローゼ

アルマン・デュヴァール:アレクサンドル・リアブコ
マルグリット・ゴーチエ:ジョエル・ブーローニュ

マノン・レスコー:エレーヌ・ブシェ
デ・グリュ:チャゴ・ボアディン
オリンピア:カロリーナ・アギュエロ
ガストン:アルセン・メグラビアン

N伯爵:ヨハン・ステグリ
プリュダンス:レスリー・ヘイルマン
ナニーナ(マルグリットの侍女):ミヤナ・フラチャリッチ
老紳士デュヴァール(アルマンの父):カーステン・ユング



劇場に入ると、幕はすでに上がっており
マルグリット亡き後の部屋に遺品が並び
今まさに、競売が始まろうとしている演出でした。
美しいマルグリットの肖像画が、胸を締め付けます。

客席の電気が落ちる前に、
舞台袖からゆっくりと歩いてマルグリットの部屋へ入る
女性がひとり…とても寂しそうに部屋を見つめます。
彼女こそ、マルグリットの侍女ナニーナ。

ナニーナによって一気に物語へ引き込まれます。

電気が落ちると、マルグリットの遺品を品定めしに
様々な人々がマルグリットの部屋をあちらこちら見て回ります。
なんというか、誰にも見られたくないプライベートな空間に
土足で踏み込まれているような、辛い光景。

走り込んでくるのはアルマン。
アルマンはマルグリットが亡くなったことを改めて思い知らされ
その場に倒れ込みます。
そんなアルマンを優しく抱きかかえるのはアルマンの父。
マルグリットのドレスを握りしめながら
アルマンが父へ今までのことを語る、回想というカタチで
物語は2人が出会ったヴァリエテ座から始まります。

この先のあらすじはウィキでどうぞ。

マノン・レスコーとマルグリット
デ・グリュとアルマン
が絶妙なバランスで対比され、この物語が
悲劇を迎えてしまうことが最初から予感できてしまい
2人が真剣に愛し合えば愛し合うほど
悲しみが増してしまいます。

若さ故にマルグリットの気持ちまで理解できなかった
アルマンと、娼婦故にアルマンの胸に飛び込んでしまう
ことの出来なかったマルグリット。
お互いに愛しているのに、心がどうしてもすれ違ってしまう。

マノンは愛するデ・グリュの腕の中で死ぬことが出来たけど
マルグリットはアルマンに誤解されたまま
孤独の中で死んでいくのです。

こんな悲しい物語なのに、重い気持ちにならなかったのは
2人が最後までどんなカタチであっても愛し合っていたから
なのかもしれません。

リアブコのアルマン、とても純粋で真っ直ぐで
でもあまりに若くてマルグリットの手紙を本気に
してしまうような、まさに青年でした。
それに対してブーローニュのマルグリットは
高級娼婦だけあって、アルマンよりぐっと大人で
どこか現実の世界に生きていないような感じがしました。

そんなマルグリットがパトロンの前で
アルマンとの仲を告白し、みんなに宣言した後の
2人のパ・ド・ドゥは、もう素晴らしすぎて泣けました。
マルグリットの
『全て失っても良い!アルマンさえ居てくれたら!』
という、心の叫びが聞こえてきそうでした。

ガラなどでよく見るこのパ・ド・ドゥ。
リアブコのリフトはものすんごく自然で、ブーローニュが
ふわりふわりと飛んでいるように見えました。

パリオペのダンサーでこのパ・ド・ドゥを見たとき
女性をリフトする際に『よ~い~しょっ!!!』とかけ声が聞こえてきそうだったり
リフト中に女性のスカート裾が男性ダンサーの顔にかかって
不安定になっているのを見てヒヤヒヤしたので
正直このシーンを見るのはドキドキでしたが
やっぱり踊り慣れているハンブルクダンサーは軽やかでした。

リフトも自由自在で、2人の世界へスッと感情移入できました。

そんな幸せな時間は長くは続かず、
マルグリットの前にはアルマンの父が現われ、
息子と別れるように頼まれ、悲観に暮れながらも
最後には覚悟を決め、別れの手紙を書くマルグリット。

その手紙を読んだアルマンが激高する姿をリアブコは
本当に感情を前面に出して爆発させ
胸が締め付けられる思いでした。

そして、坂道を転げ落ちるかのように体調が悪くなってゆく
マルグリットと、誤解をしたままのアルマン。
すれ違いながらも愛し合う姿を見るのは辛かったです。

最期までアルマンを思い、死の淵でマノンと自分を重ね合わせ
ひとりぼっちで息絶えるマルグリット。
そこにはブーローニュというダンサーではなく
間違いなくマルグリットが居ました。

マルグリットが死の間際まで書き綴った
アルマンへの愛の日記を、亡きマルグリットの部屋で
呆然としながらページをめくるアルマンの姿も
辛すぎて見ていられませんでした。

今回はオケではなく録音テープで、最初はなんだかちょっと
気になってしまいましたが、最後にはショパンの美しくも切ない
旋律と舞台が一体になり、舞台を観ているのではなく
実際のマルグリットとアルマンの物語を疑似体験しているかのような
なんとも不思議な感覚に襲われました。

ノイマイヤー氏の演出技法も素晴らしく
過去と今を自由自在に行き来し、それが不自然でなく
アルマンの回想を本当に目の当たりにしているような
錯覚に陥らせてしまう手法は素晴らしかったです。

派手な音楽はなくても、ショパンのメロディだけで
こんな壮大な物語をバレエで表現できてしまうのか…
という驚きすらありました。

ハンブルクバレエのダンサーたちのレベルの高さにも驚きましたが
ノイマイヤー氏の才能に、改めて感動した夜でした。

http://www.hamburgballett-blog.de/hamburg_ballett/

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[ 2009/02/19 00:25 ] バレエ | TB(-) | CM(2)

ライモンダ/新国立劇場バレエ

新宿2/15

2/15 ライモンダ/新国立劇場バレエ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
振付:マリウス・プティパ
改訂振付・演出:牧阿佐美

ライモンダ:川村真樹
ジャン・ド・ブリエンヌ:碓氷悠太
アブデラクマン:冨川祐樹

クレメンス:寺田亜沙子
ヘンリエット:堀口 純
ベランジェ:マイレン・トレウバエフ
ベルナール:芳賀 望

夢の場第1ヴァリ:さいとう美帆
夢の場第2ヴァリ:高橋有里
スペイン:遠藤睦子、江本 拓

チャルダッシュ:大和雅美、グレゴリー・バリノフ
ヴァリエーション:遠藤睦子



12月のシンデレラで川村さんの仙女を見て、
彼女のライモンダを見てみたいなぁ…と思っていたのですが
15日は友人と会う予定が入っていて、
見に行く予定はありませんでした。

でも、友人が一緒に見に行ってくれるとのことで
初バレエ観劇な友人を連れて見に行ってきました。
本当に感謝です。

音楽が始まり、十字軍の絵が描かれた幕が透けると
ライモンダとジャンが仲睦まじく、ジャンの出征前に寄り添って
しばしの別れを惜しむようなシーンが映し出されます。
そんな2人を遠くから見つめるアブデラクマン。

アブデラクマンが最初から登場して、ライモンダを秘かに想う
という役所にしているのは、他の演出とは違っています。
でも、なんか体育館裏でいちゃつくカップルを
羨ましそうに見ているクラスメートの男子みたいな
な~んか好きになれない演出でした。。。

そして、1幕のドリ伯爵夫人の館でのシーンに入ります。
川村ライモンダが華やかに登場!
と、行きたかったのですが…どうも踊りが固くて
動きもぎこちないし、なんか心配になってしまうほど。
え!?あの仙女の川村さんだよね!?
って感じで、こっちが変なドキドキ感。

しかも、そんな状態で始まった1幕がなが~い。
音楽は美しいけど、どうも牧版の振付や演出が単調で
ランチでお腹いっぱいな私は、
ライモンダの代わりに夢の中へ。

…と思ったら舞台も夢の場へ。
アブデラクマン、カモ~ン!!!
と、テンション上げて見ていましたが
待てど暮らせどアブデラクマンは登場せず、1幕終了。

あ、アブデラクマンは夢とかに出てこないのね。
なんか、むちゃくちゃ現実主義なライモンダなんだ。
ライモンダが夢にまで見ちゃうのはジャンだけで
ジャン命って心に決めてるライモンダに
アブデラクマンの入るスキって無くない?

げっ!!!牧版のライモンダってもしやめっちゃツマンナイ演出!?

2幕に入って、川村ライモンダの調子は1幕とは別人で
長い手足がとても魅力的で、やっぱりステキ♪
役に入り込んできたのか、川村ライモンダの表情も良い!

で、ようやくアブデラクマン登場!
なんですが、ジャン命のライモンダにもちろん入るスキがなく
好きだ~!と迫るものの、
はぁ!?何すんのよ(╬☉д⊙)
と、あっさり拒否される始末。
それでもあの手この手で頑張るアブデラクマンなんですが

あのぉ…パンフで牧さんは
『アブデラクマンをライモンダを無理矢理さらう悪役でなく
サラセンの端正な騎士として登場させる』
って書いてあったんですけど
思いっきり、自己中で乱暴だし
ヘンリエットやクレメンスと踊るときに腕をバッと払ったりして
品格なんてあったもんじゃない。

こんなアブデラクマンじゃ、ライモンダも一層引くと思うんですけど。
しかも、一気に盛り上がった2幕が短すぎて
(いや、1幕が長すぎなんだ)
2幕が終わったときに、アブデラクマンカモ~ン!!!!!
と、やっぱり心で叫んでしまった(泣

私はライモンダの夢の中で、この先を暗示するかのような
アブデラクマンらしき人物が、
ライモンダに迫るシーンがあるからこそ
その後の2幕で実物のアブデラクマンが登場して
動揺してしまうライモンダの心の揺れ動きが面白いんだと思うんです。

出征して、しばらく会っていないジャンを想いつつ
淋しい時に現われる魅力的なサラセンの騎士に
心が揺れてしまうなんて、
見ている側だってドキドキするじゃないですか。

そんなもや~っとした気持ちのまま3幕へ。
より一層伸びやかに踊る川村ライモンダ。
コールドもよく揃うし、気持ちよく見られました。

川村さんは踊りに伸びがあるのですが
自己主張がすごく控えめで、主役のオーラに欠けてしまいます。
ただ上手なだけではなくて、もっと踊りで惹きつけられるような
ダンサーに成長して欲しいなぁ、と思ってしまいました。
また、ただ振りを追って踊るような感じがした部分もあり
無感情になっているようにも見えてしまったので
ちょっと残念でした。

もっとこういう素質のあるダンサーを育てるような仕組みを
国立のバレエ団なんだし、しっかり作って欲しいです。
ビントレー氏が芸監になってから、少しでも何かが良い方向へ
変わって欲しいな、と思います。

今回のことでよく分かりましたが
私は牧さんの振付・演出がちょっと苦手かもしれない。
ライモンダに彼女のクリエイティブな部分は見出せませんでした。

一緒に行った友人は
『面白かった~♪キレイだった~♪』
と、喜んでくれたのでそれだけでも良かったかな(笑
[ 2009/02/16 21:07 ] バレエ | TB(-) | CM(2)

天才的すぎるコラボ

Amazon.ukで買ったオネーギンのCDが届きました。
よく考えたら、Amazon.de(ドイツ)で買った方が安かった。。
他のCDも一緒に買っていたので仕方なかったけど…
ちょっと失敗しました。

このCD、オペラのオネーギンのCDではなく
バレエ版のシュツットガルト版?クランコ版?の編集になっている
バレエのオネーギンファンにはたまらないCD。
Amazon.deのオネーギンCD(視聴も出来ます)

バレエのオネーギンとオペラのオネーギンとでは
使用されている曲が全く違いますが、どちらも作曲はチャイコフスキーです。
と、いうかオペラのオネーギンはチャイコフスキーが
オペラ曲として作曲したものですが
バレエのオネーギンは振付家ジョン・クランコがストーリーとマッチする曲を
チャイコフスキーの小品などから抜粋し
これ以上ないだろうと思うほど、素晴らしく組み合わせたものなのです。

元々、オネーギンと言えばオペラを思い浮かべます。
そんなガチガチにオペラのオネーギンが刷り込まれていた私でも
このバレエ版の曲を聞いたときは鳥肌が立ちました。

クランコはどれだけチャイコフスキーの曲を聞きまくったんだろう。
どれだけ、チャイコフスキーについて調べたんだろう。
チャイコフスキーを知り尽くしたクランコだからこそ
こんなにも素晴らしい作品が出来上がったんだと思う。

そして、チャイコフスキーの繊細で情感に満ちた曲に
改めて感嘆のため息が出ました。

私はやっぱりチャイコフスキーファンです♪
もの悲しいけれどドラマティックで美しい旋律には魅了され
完璧とも言えるポロネーズやマズルカには唸ります。

アルバムに付いていたブックレットには一曲ずつ
チャイコフスキーの何の作品なのか詳細が載っていました。
こういうのは非常に有り難いです。
この詳細を見ても、クランコのセンスに驚かされます。

クランコとチャイコフスキーの天才的コラボでしょ、これ!!!

ドイツ語なので、かなり適当に読みましたけど…(・ω・;A)フキフキ
作品解説などは英語でも書いてあります。
ま、英語もかなり適当ですけど(滝汗

こんな状態で、ガイドなしのパリ旅行に行こうとしていることを
周りからはかなり心配されていますが…
きっと、なんとかなるでしょ…ね。

そんなことはどうでも良くて(笑
このCDを聞いているだけで、11月のオネーギンの舞台が
ズザーッと目の前によみがえってきちゃうから凄い。
一回しか見てないのに、鮮明に思い出せるって、
やっぱりそれだけ心に残ったってことなのかなぁ。

で、聞けば聞くほど…
ブックレットのシュツットガルトメンバーの写真を見れば見るほど
5月のパリオペラ座のオネーギンを見に行きたくなっちゃう(汗
行けないんだけどさ…(TωT)

お友達が行く予定なので、お土産話で我慢します。
[ 2009/02/14 23:54 ] バレエ | TB(-) | CM(0)

BOLT/ボリショイバレエ(DVD)

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(2007/01/01)
Dmitry Shostakovich、

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ボリショイ劇場(モスクワ) 2006/09
音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
台本:Viktor Smirnov
振付:アレクセイ・ラトマンスキー

Nastya(ナースチャ):アナスタシア・ヤーツェンコ
Yan(ヤン):アンドレイ・メルクーリエフ
Denis(デニス):デニス・サーヴィン
Ivachka(イワーシカ):岩田 守弘

Kozelkov/役人:ゲンナディー・ヤーニン
タイピスト:エカテリーナ・クリサノワ、アンナ・レベツカヤ、
       ヴィクトリア・オシーポワ
製図士:Egor Khromouchine
調整技術者:Viatcheslav Lopatin
チーフ・エンジニア:Andrei Melanin
工場の責任者:Vladimir Moisseiv
バーの女主人:Natalia Vyskoubenko
マンカ・フォート(バーの常連):ナタリア・オシーポワ
フレッド・ビール(バーの常連):Alexander voytiuk
Ivan Tire-bouchon(バーの常連):Pavel Dmitritchenko
ファイカス(バーの常連):Galina Malaya
パチョリ(バーの常連):Evguenia Volotchkova

指揮:Pavel Sorokin



あまりにこのDVDの情報が少ないので買ってみました。
リージョンALLのNTSCです。

あらすじ
(実際見たわたしの感想はちょっと違うので、
あくまでも参考程度に読んで下さい)

ショスタコーヴィチは生涯に3篇のバレエ音楽を残していますが、
いずれも当時の共産主義的イデオロギー色が強い台本の拙さゆえ、
長くバレエ団のレパートリーからはずされてきました。
当DVDは2006年9月、ショスタコーヴィチの生誕百年を記念して
ボリショイ劇場で75年ぶりに復活された舞台のライヴ。

原作は、勤務怠慢で解雇された工場労働者が、
復讐のために機械の中へボルト(ねじ)を落として
壊してしまおうと計画。
しかし、そそのかされ実行しようとした二人のうちの
少年が自分の使命を思い出し、
工場長に密告して陰謀を未然に阻止するというもの。
あまりの内容ゆえ、
ショスタコーヴィチ自身が上演を拒んだといわれます。
しかし音楽は人を小馬鹿にしたような軽妙さに満ちた
1920年代ならではの斬新さでショスタコの才気煥発。
ラトマンスキーの振付も旧ソ連の行進や体操を茶化したり、
とにかくヒリヒリするほど自国の暗黒時代をギャグ化、
最高に面白い一時間半を過ごせます。(キングインターナショナル)



重厚で迫力ある音楽で始まる『ボルト』。
どんな物語か全く分からないまま見たら、理解できませんでした(汗
後で、ブックレットをなんとか訳して筋は分かりました。

オープニングの曲が終わると舞台上には
体操着姿のダンサーたちがザワザワと出てきて整列。
そして、ロシア語のかけ声と共に準備体操を始めます。
工場の1日は体操から始まるようです。
日本と似ていますね。

その体操にひとりついて行けない従業員がデニス。
やる気もないのか、最後には『もうや~めた』とばかりに
体操の輪から去ってしまいます。
デニスはナースチャにまで振られる始末で私生活も良いことナシ。

一方工場では新しい店舗(工場)のオープンに向けて準備に大忙し。
製図士、調整技術者、タイピストたちが機械をチェックし
チーフ・エンジニアやKozelkovが最終点検を行います。
テープカットが行われ、店舗(工場)は稼働を始めますが
デニスは自分の持ち場を離れて、ちょっと一服とか堂々としちゃうから
デニスはついに職場をクビになってしまいます。

やぶれかぶれになったデニスはバーへ向かいます。
バーに居る常連たちは仕事もしないでぶらぶらしている
はみ出しものばかり。
マンカ・フォート、フレッド・ビール、イワン・タイヤーたちや
いつも2人一緒なファイカスとパチョリ。
そしてなんか迫力のある女主人。

酔っぱらってクサクサしているところへナースチャがやってきます。
彼女は工場コムソモールの責任者として、デニスに話しに来たのに
デニスときたら、ナースチャに対して失礼な態度ばかり。
そこにやってきた優等生のヤンはデニスをなだめようとしますが
デニスは怒ってヤンを殴ってしまう始末。

そんな時、バーの客にひったくりをした少年が捕まります。
デニスは彼に言い聞かせてバッグを返させます。
少年はホームレスのイワーシカ。
イワーシカの持っていたネジ(ボルト)を見てデニスはピーンときます。

『このボルトをあの工場の機械に挟んでやったら
機械が壊れて、あの忌々しい工場は機能停止になるだろう!』と。
そして助けたイワーシカを連れて、
夜の工場へ忍び込む計画を立てるのです。

バーの常連たちは面白がってどんちゃん騒ぎ。
でも、少年イワーシカは無邪気にはしゃいでるだけ。

2人は夜の工場へ忍び込み、デニスに言われて
少年イワーシカがボルトを機械に挟み、機械からは煙が上がります。
その音を聞きつけたヤンは、慌てて機械を修理しようと
機械に近付いている間に、デニスは警備員を呼んでしまいます。
そして、到着した警備員に
『ヤンが機械にボルトを挟んで壊しているのを見た!』
とウソをついて涼しい顔。

ヤンは当然逮捕されてしまい、駆けつけたナースチャは
ショックでどうして良いのか分からない様子。

その様子を影からジッと見て困惑する少年イワーシカ。
自分がデニスに言われてやってしまったことは大変なことだったと
改めて悟ったイワーシカは、勇気を出して
『計画の全てはデニスがやった!!!』
とみんなの前で正直に告げます。

デニスは警備員に連行され、ヤンを助けて全てを反省したイワーシカは
ナースチャとヤンに立派な人間と認めてもらい
新たな人生を歩み始めます。
そして、ナースチャとヤンの腕の中で眠りについたイワーシカが
見た夢は、敵からレッドアーミーの艦隊を救い
レッドアーミーの素晴らしいパレードの中にイワーシカが居る夢でした。

…と、さらっと書いたあらすじですが
ブックレットは英語の部分を翻訳機にかけてみただけなので
映像と照らし合わせて、こんな感じかなぁ?といった状態です。

誰が主役?
と言われれば、デニスだと思うのですが
デニスが逮捕されてから先は、何も分からずじまいです。
なので、あえて言えわせてもらうと
主役は前半デニス、後半イワーシカじゃないでしょうか?

工場が舞台で、そこに
『誠実な人間は共産主義国家では夢を見られるよ~』
とでも言うような皮肉が込められているのでしょうか?
この作品自体、話の筋がハッキリしなくて
見終わって『感動した!』とか全くなかったのですが
かなり好きな作品にはなりました。

と、言うのもラトマンスキーの振付がホント最高♪
ショスタコーヴィチの軽快でちょっとコミカルな音楽に
気持ちいいくらいダンスが合うんです。
ラトマンスキーらしいステップがふんだんに盛り込まれて
バレエというよりはミュージカルっぽい雰囲気でした。

確かにデニス・サーヴィンも良かったのですが
私は岩田さんの踊りに感激しました♪
これぞ、ラトマンスキーステップという難しくて小粋なステップを
踊っているというよりか、身体が自然に動いているかのように
踊ってしまう岩田さんにびっくりでした!!!

ボリショイの日本人、ただ者じゃなかったです。

そして、バーの常連たちはホントに個性が強烈で面白い!
もっと弾けさせても良かったのに(笑
翻訳していてバーの常連たちだけ名前がめっちゃ変わっていて
調べていても面白かったです。

いつも2人でくっついてるファイカスとパチョリ。
ファイカスっていうのは日本語に訳すとイチジク科の植物(笑)で
パチョリはハーブの一種。
なんだそれ(笑

こういうトコロで遊んでいるトコロからしても
この作品ってやっぱりウケ狙ってるのかしら?

たぶんまた何回か見てみると印象も変わってくるだろうし
色んなものも見えてくるだろうから、また気付いたら書きます。
このDVDオススメか否かと言われたら
ラトマンスキー好きな人は買ってみても良いかも…程度です。
明るい小川に比べると、オモシロ度も楽しい度もこちらは
ちょっと☆が減ってしまうのは仕方ないかな。
[ 2009/02/09 20:13 ] バレエ | TB(-) | CM(0)


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